いつもの席譲り神話
いつものように、タカミムスヒが電車に乗っていた時のこと。
アメノオシホミミとアメノワカヒコが、優先席に座っていました。
そこへ子を宿したシタデルヒメがやってきて、優先席の前に立ちました。
アメノオシホミミは大きな声で、「優先席は年配が座るべきよの」と申しました。
アメノワカヒコも大きく頷き、「妊娠は病気じゃないからの」と言いました。
すると、傍らに座っていた頑健そうな翁が、やおら席を立ち、「老いも病気じゃないですよ」と言いながら、シタデルヒメに優先席を譲ったそうな。
アメノオシホミミとアメノワカヒコは、ばつの悪そうな顔をしていたということで、タカミムスヒはおおいに笑ったそうです。
その老人こそ、あのイナバノシロウサギで有名なオホクニヌシノミコトであったという話です。
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